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「コード決済における不正利用に関する責任分担・補償等についての規定事例集」の概要

コード決済における不正利用に関する責任分担・補償等についての規定事例集(利用者向け利用規約)

発行機関:一般社団法人キャッシュレス推進協議会
発行年月日:2019年8月30日

 

概要
「コード決済における不正利用に関する責任分担・補償等についての規定事例集」は、利用者にキャッシュレス決済を安全に使ってもらうために、利用者に対して情報発信する目的で公開された事例集です。
キャッシュレス決済には、不正利用のリスクがあり、利用者にとっては不安要素の一つになります。
このガイドラインでは、上記の不安を払拭することを目的に、キャッシュレス決済サービスの利用規約の内、不正利用に対しての補償や責任分担等を調査してまとめたものです。

このガイドラインでは、不正利用について以下の2つに分類し、それぞれのケースでの不正利用の保証についてまとめています。

 

  1. 不正利用された本人が利用者アカウントの作成(利用者登録)をした後に、当該利用者アカウントが乗っ取り等により本人以外に利用され、当該利用者アカウント内に本人によってチャージされていた金銭的価値や登録されていたクレジットカード等で決済されてしまう場合
  2. 不正利用された本人は利用者アカウントの作成を行っていないにもかかわらず、第三者により不正に利用者アカウント(不正利用された本人名義とは限らない。)が作成され、当該利用者アカウントにおいて本人のクレジットカードや銀行口座等が登録され、それらを用いて決済されてしまう場合


章構成

はじめに
1.1 補償等に関する規定の重要性
1.2 本事例集の対象
1.3 留意事項
(1) 2 種類の不正利用の存在
(2) 金融機関・他の決済関連事業者等との調整
(3) 関連法令との関係
1.4 用語について
2 本人が利用者登録した場合における不正利用時の責任分担等に関する規定
2.1 総論
2.2 コード決済事業者は責任を負わないとする事例
2.3 コード決済事業者が条件付で責任を負う事例
(1) コード決済事業者に故意重過失があることをコード決済事業者の責任負担の要件とする事例
(2) 利用者が一定の行為を行うことをコード決済事業者の責任負担の要件とする事例
2.4 決済取消権限のみを定める事例
3 本人が利用者登録をしていない場合における不正利用時の責任分担等に関する規定
4 賠償額の上限等
4.1 総論
4.2 賠償額の上限に関する事例
4.3 損害の種類による制限に関する事例
5 不正利用が行われた場合に備えて補償制度を設けている事例
5.1 補償制度の概要
5.2 補償制度に関する事例
5.3 補償規定に関する留意事項
(1) 一定の行為の要求
(2) 補償期間の限定
(3) 補償金額の限定
6 おわりに

 

なお、このガイドラインでは各種キャッシュレス決済サービスの名称などは記載されてなく、あくまで不正利用に対する補償の例をまとめたものになります。
経済産業省ではこのガイドラインを公開することで、キャッシュレス決済事業者の責任分担・補償等に関する規定を比較可能にすることで、サービス事業者に対して、消費者を意識することを促します。

www.meti.go.jp