はじめに
Pi-Holeを試していた際に見慣れない通信(Ad-Shield)を見つけて調べたのでまとめます。
Pi-Holeとは
Pi-holeは、広告やトラッキング関連の通信をDNSレベルでブロックするDNSシンクホール型の広告ブロッカーです。
名前にもある通り、Raspberry Pi等の小型デバイスで動かすことが可能です。
Pi-Holeのインストール方法
以下のコマンドでインストールが可能です。
pi@raspberrypi:~ $ curl -sSL https://install.pi-hole.net | bash
インストーラの指示に従ってインストールを進めます。
インストールが完了後、初期パスワードが画面上に表示されます。
パスワードは手元に控えておき、ブラウザでhttp://[raspberrypiのIP]/admin/loginにアクセスしてログインします。


端末のDNSをPi-Holeに向けると順次「Query Log」にリクエストの内容とフォワードしたか、ドロップしたか、ログが表示されます。
Pi-HoleをDNSに指定した端末の挙動
Pi-HoleにDNSを向けた端末とそれ以外の端末で同じサイトの表示を比較してみました。
以下は左がPi-Holeを使用した端末、右が通常の端末です。
Pi-Hole使用端末では本来広告が表示される部分が空白となっていました。

ただ、Pi-HoleにDNSを向けた状態であっても広告が表示される場合もありました。

Pi-Holeで許可したクエリを見てみると見慣れないFQDNのクエリがありました。

Ad-Shieldとは
上記のFQDNにアクセスしたところ、以下のような表示がありました。

調べてみると広告ブロック対策ソリューション(Anti-AdBlock)と呼ばれるサービスのようです。これはPi-Holeやブラウザの拡張機能等の広告ブロッカーによって失われた広告収益を取り戻すためのサービスのようです。
上記のページの記載内容をおおよそでまとめると以下の通りです。
- Ad‑Shieldはデジタル出版社向けにDMCA準拠のアクセス制御を提供するプラットフォームである。
- 広告収益で運営されるサイトが、広告ブロッカーによって壊れないように保護する仕組みを提供している。
- このドメインをブロックすると、ページの表示崩れ・UIの欠落・コンテンツが見られないなどの不具合が発生する可能性が高い。
- このドメインを広告ブロックリストやファイアウォールで意図的に遮断する行為は、出版社の利用規約違反とされる。
広告ブロックに対しては、ユーザー側・サイト運営者側で見解が分かれているようです。
ユーザー側は広告に否定的であるのに対し、サイト運営者側は収益面での必要性を主張しているという状況のようです。
ユーザー側の主張
サイト運営者側の主張
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