家studyをつづって

IT技術やセキュリティで勉強したことをつづっています。

Immunity Debuggerの環境構築

概要

「Buffer Overflow Prep」の後は実際にBOFの脆弱性を攻撃してフラグをとるようなボックスが出てきます。
攻略のため手元に「Immunity Debugger」の環境を構築する必要がありますが、環境構築した際にいくつか躓いた点を以下に記載します。

 

環境構築

動作環境

自分はWindows 10に環境を構築しました。

端末情報

 

ソフトのインストール

Immunity Debugger

Immunity Debuggerは以下のサイトよりダウンロードします。
ダウンロードする際は、いくつか個人情報を入力する必要があります。

www.immunityinc.com

 

Pythonが入っていない場合は、Pythonをインストールするダイアログが表示されるので、併せてインストールを行います。
この後、mona(Immunity Debuggerの拡張機能)をダウンロードしますが、自分の環境ではImmunity Debuggerがインストールする以外のPythonのバージョンではmonaが動作しませんでした。

 

mona

mona(Immunity Debuggerの拡張機能)をダウンロードします。
ダウンロードしたmonaは「C:\Program Files (x86)\Immunity Inc\Immunity Debugger\PyCommands」に移動することで使用することができます。

github.com

 

Visual C++ 再頒布可能パッケージ

Immunity Debuggerで解析対象のバイナリファイルを開いた際に、「VCRUNTIME140.dllが見つからないため・・・」とエラーが表示される場合があります。
上記は「Visual C++ 再頒布可能パッケージ」をインストールすることで解決できる場合があります。
サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード | Microsoft Learn


今回自分は64ビットOSで環境を構築していますが、対象のバイナリが32ビット環境を想定して作られている場合、そのバイナリは32ビット版のVCRUNTIME140.dllを必要とします。
そのため、64ビットOSで環境を作る場合は、32ビット版と64ビット版の両方のVisual C++ 再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。

 

 

その他設定

解析の妨げになるWindowsファイアウォールおよびDefenderは無効化しました。

セキュリティ設定の無効化

参考にさせていただいたサイト

貴重な情報をありがとうございます。 

qiita.com