家studyをつづって

IT技術やセキュリティで勉強したことをつづっています。

MTTRとMTBF(+サービス復旧にかかわる指標)

前提として コンピュータシステムの信頼性を総合的に評価する基準として、RASISという概念があります。 Reliability(信頼性) Availability(可用性) Serviceability(保守性) Integrity(保全性) Security(機密性) // 信頼性(Reliability)は、シス…

COSOとフレームワーク

COSOとフレームワーク COSO(Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission、トレッドウェイ委員会組織委員会)の略称です。COSOでは内部統制のフレームワーク(COSOフレームワーク)公開しており、当該フレームワークは様々な規定に組…

戦略と戦術

会社の中では戦略や戦術といった言葉が使われることがあります。それぞれの言葉の意味を整理しました。 // 戦略 戦略(strategy)は、一般的には特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・応用科学である。 ja.wi…

「セキュア・プログラミング講座」の概要

セキュア・プログラミング講座 発行機関:情報処理推進機構 発行年月日:2016年10月 www.ipa.go.jp // 概要 「セキュア・プログラミング講座」では、製品プログラミングや、Webプログラミングを対象にした、ガイドラインを公開しています。このガイドラインで…

PKIについて整理しました

PKIとは PKI(Public Key Infrastructure)は「公開鍵基盤」ともいい、「公開鍵暗号方式」という技術を利用し、暗号化、デジタル署名、認証等のセキュリティ対策が実現する基盤です。 // PKIの全体イメージ PKIの構成要素 認証局 (CA: Certification Author…

Underlying Technical Models for Information Technology Security(NIST SP800-33)

Underlying Technical Models for Information Technology Security(NIST SP800-33) 発行機関:NIST 発行年月日:2001年12月 csrc.nist.gov ※このガイドラインは2018年8月1日に廃止文書になりました。このガイドラインの内容はRMF(NIST SP800-37)や、CSFに…

「証拠保全ガイドライン」の概要

証拠保全ガイドライン(第7版) 発行機関:デジタル・フォレンジック研究会 発行年月日:2018年7月20日 digitalforensic.jp // フォレンジックとはフォレンジックは、インシデントレスポンスや法的紛争・訴訟の際に、電磁的記録の証拠保全及び調査・分析を行…

COBITとは

COBIT(Control Objectives for Information and related Technology)は、組織における情報システム管理に関するガイドラインです。COBITは、IT統制に関する国際的な団体ITGI(IT Governance Institute)およびISACA(Information Systems Audit and Control…

ガントチャートとPERT図

ガントチャート及びPERT図は、プロジェクト完了のためのタスクを表示するプロジェクトマネジメント手法です。 // ガントチャートガントチャートは、プロジェクトの計画とスケジューリングのための使用される表です。ガントチャートは、プロジェクトが時間の…

ISCMとは(NIST SP800-137)

ISCMの定義された背景として セキュリティの脅威は高度化しているため、リスクの分析や評価を継続的に行うことが重要となります。セキュリティの管理プロセスを定義したものとして、ISO27005があります。 // 「ISO/IEC 27005」は、国際標準化機構(ISO)と国際…